きみは強いから、「いじめに」も、自分にも、まけないで

桐生・小6自殺:同級生が母の悪口 いじめのきっかけか
 群馬県桐生市立新里東小6年、上村明子さん(12)が自殺し、父竜二さん(50

)が「学校でのいじめが原因」と訴えている問題で、竜二さんは26日、毎日新聞の取材に「母親がフィリピン人であることもいじめの原因の一つだと思う」と述べた。竜二さんによると、明子さんが5年生だった09年、母親(41)が初めて授業参観に訪れた。その際、明子さんは同級生から母親の容姿について悪口を言われた。その後、いじめられるようになった(略)
(2010.10.27 毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/jiken/ne...


なぜ明子さんに「自殺」を選ばせてしまったのだろうか?
悲しく残念な思いです。


大なり小なりいじめはどの時代でも、どこの国でもあるものだと思います。
それこそ30〜40人も人が集まれば、大人のコミュニティーであっても、
しばらくすると主流派が形成され、必ず孤立していく人間はいるでしょう。
(それが目立ったいじめに見えるか見えないかは別ですが)


エネルギーのありあまる子どもたちを、
「ひとつに束ね」且つ、
「それぞれの個性を伸ばしながらマネジメントする」
という先生の仕事は、並大抵の精力ではできないと思います。

特に公立の小中学校であれば、
生徒に共通の目的意識もない、意を問わず集められた集団です。
その中で発生してしまう出来事を、全て担任として責任を問われるとなると、
非常に重い職業ですね。

教員という学校勤めをしている方、
教育者として生徒と向き合っている方、
先生の質に差異が出るのは致し方ないこと、と考えるべきでしょう。


「いじめ」に対しては、もはや起こるものとして、
当事者はどうやって対処するか、
周囲はどうやって激化させないか、
“学校任せにしないで“、
態勢を整えておくものだと思います。


では、
明子さんに「命」を絶つ決意をさせないためには、どうすればよかったのでしょう。
それはわかりません。
つらい「いじめ」からの「逃げ場」は彼女にどれほどあったのでしょうか。

・友だちが、先生が、両親が、
 明子さんの話を聞いてあげたら

・保護者が、先生が、
 明子さんの得意なこと、好きなことを見つけてあげて、他の子に負けない強みを作ってあげていたら

・保護者が、先生が、地域が
 明子さんに学校以外のコミュニティーを構築させていたら

・友だちが、先生が、地域の目撃者が、
 いじめの現場を毅然と注意していたら

・保護者が、先生が、
 いかに「いじめ」がカッコ悪いことか、子どもたちに伝えていたら

・保護者が、先生が、
 「命」の大切さを、うまく子どもたちに伝えていたら

・保護者が、先生が、地域が
 明子さんに学校生活以外の広い世界に目を向けさせてあげられたら

・保護者が、先生が
 「いじめ」を克服したヒーローたちの事例を、子どもたちに伝えていたら

・マスコミが、
 過剰に子どもの「自殺」を報道していなかったら


いじめ行為の詳細も、明子さんの個性も、教室の雰囲気も、
何もわからないまま、遠いところから述べています。
明子さんのご冥福をお祈りします。



自殺を考えている方、
「命」はそんなに簡単に捨てていいものではありません。

もっと生きたい、もっと生きたいと、
必死で「当たり前の生」を求めても生きられない人たちがいるなかで、
自らその「生」を捨てることは、
許されないことだと思います


生きていると必ずいい時もめぐってきます。
つらい経験は、強さに変わります。
傷ついた心の持ち主は、他の人の気持ちがわかるようになります。

人生は長いです。
見ず知らずの人に優しくしてもらって、うれしくて涙が出ることもあります。
ある時きっと、親が本当は、こんなにも自分を大切にしてくれていたんだ、って気づくこともあります。
兄弟のような友だちができて、同じものを見ていっしょに感動したとき、
自分がしてあげたことに、誰かが涙を流して感謝してくれたとき、
ほかにもたくさん・・・
あなたが思っている以上に、あなたは必要とされています。
誰にでも必ず「生きててよかった」って思える時が来ます。

立ち向かうのが怖かったら、逃げちゃえばいい。
ただし、逃げるなら、この世の中で逃げよう。
今は「逃げた」と笑われたって、
生きてさえいれば、あとで乗り越えるチャンスはいくらでもあります。

「長い人生には、いい時もあれば悪い時もある」って割りきって、
たとえ今はつらくても、
まだがんばってみようぜ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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