ちきゅう通信

環境のはなし    生き方のはなし

 

戦争のはなし    震災のはなし

 

その他のはなし

2014年

5月

17日

身体的感覚から引き剥がされてしまった言の葉。 視覚分野に偏重したこの時代の情報に言葉を取り戻そう。

【ニコニコ超会議3 - 各ブース別】 事件 画像 話題 まとめ 【1日目】
http://matome.naver.jp/odai/2139849155131239901?page=2


写真で総まとめ「ニコニコ超会議3」--12万人を魅了した濃厚な2日間
http://japan.cnet.com/news/offtopic/35047183/

 

 

昔受けた代ゼミの世界史で、
どんな文明も衰退する前に、文化の爛熟期を迎える、
というようなことを先生がおっしゃっていたことを折に触れて思いだす。

高校二年生の時の担任が、同僚教師の人物像を紹介する時に、
「思慮深く言葉を選び、まるで哲学者のように話す方だ」
と表現したことも思い出した。

最近見聞きする言葉は、単なる記号に成り下がったかのようだ。
もはや身体から生じるものだけではなくなっていることもあり、
言の葉は身体的感覚から引き剥がされてしまった。
視覚分野に偏重したこの時代の情報交換においては、
言葉は単に連続する文字記号の連なりであり、言霊なんてものとはとても程遠い。

「超」とか「すごい」が、
多くの形容詞、形容動詞が多様に折り重なって層をなしていた領域でそれらにとってかわった。
言葉を頭のなかで選びもしないで、勢い強く規模感を伝えられるこの言葉を安直に使ってしまう。
そう、オレも使ってしまうのだ。
国語辞典の厚みが三分の一になったとしても、おそらく現代、我々が使っている言葉を収録するには十分ではないだろうか。

会場に行ったわけでもないので、これら写真や動画から判断しただけなのだが、
すべてが幼稚化されているようなこの世界感が、
これほど大きくなっていることに恐怖を感じた。

単純な言葉
意味を失った視覚情報
漫画チックな仮想現実


痛車は自分にとってまるで理解できるものではない。
しかし、それは趣味の領域なら、人に迷惑をかけずに嗜む限り、お互いに尊重すべきだ。

だからといって政権与党が、さらには一国の首相が、
この幼児趣味的な痛車の街宣車の上にのぼって政治パフォーマンスしたということには失望の念しかない。
もちろんそれが、首相の一日の動静の中で1/24のたった一幕で、
ほんの少し顔を出した程度の重要度であったのかもしれないとも思ったが、
特設サイトや、この特別な街宣車の製作期間について考えれば、
党としてそれ相応の時間を割いて準備をしてきたことはわかる。

そこまでして彼らに媚を売りに行くのか。
いやもしかすると、そんなレベルの話ではないのかもしれない。
記号的な情報に一斉歓喜するこの会場の聴衆を前に、
大歓声をうけ、観衆に拳を突き上げて熱弁を振るう総理大臣の姿を見ると、
これは人気取りではなく、
大衆操作の実験であり、大衆扇動計画の一幕なのではないかという気すらしてきた。


「REAL」

「REAL」はきっと想像以上に厳しい。
自分の身体が傷つけられた痛みで目が覚める頃には、
悲しみ、苦しみ、絶望感らの想像を超えた大群に取り囲まれてもう逃げ出せなくなっているだろう。


言の葉を身体に取り戻していかなくてはならない。
そうして、五感を働かせ、想像力を働かせ、思慮深く言葉を紡いでいこう。
一人ひとりの姿勢のあり方こそが、この社会の根幹だから。


taro "ANTI-WAR" hasumi

0 コメント

2013年

12月

06日

TPPとか秘密保護法案とか

『予定調和』!?  クソだな。
『KY』!?     いいじゃないの!

どんな大きな事業だって、革命だって、はじまりは、
だれか一人の勇気あるワンアクションから。

本当に言いたいこと言って浮いちゃえ!
出る釘結構。
マイペース、マイワールド、万々歳。

迎合すんな、付和雷同するな。
自分の言葉をもって、自分の言葉で語れ!


最初の一人になるのは気が引けるけれど、
必ず同じ思いの仲間が見つかる。



秘密保護法案も、TPPも、こんなもんを通すってことは、
「もしかして、日本ってさア、実はアメリカの植民地なんじゃ・・・?」
って影でウワサされていた疑惑を、
もう観念して、
「オレさ、ホントは植民地だったんだ♡」
って自分で認めちゃって、カミングアウトするような感じじゃない?

そんで、一度カミングアウトしちゃったら、
そこからは一気に行動がハジケて、植民地キャラ全開でぐいぐい進んでいくわけ。

誰のための政治家、官僚なのでしょうか。
おりませんか〜、どこかに公僕はおりませんか〜

当然のごとくさ、権益や「メンツ」を巡っての取引ってのがあると思うんだよ。
お前に、お前の一族に、お前の会派に、お前の党に、お前の会社に、
イイ思いさせてやるからサ、って。
コトが成るや否やの采配を握る立場にある人間の、
パーソナルな範疇+α程度のイイ思いと引き換えに、
日本という国、全体が売り渡されてしまう
そんなことがずっと起きてきてると思うんだ。
太平洋戦争の時だって、
一度みんなの前で言ってしまったからもう引っ込められない、とか、
部下の前で弱腰と思われるような態度は見せられないから、とか
自分や誰かのメンツが潰れることを避けるためだけに、
馬鹿げた作戦を展開して、とんでもない犠牲者が出たことだって、たくさんあったわけだ。
それは戦略や戦力云々じゃない、人間社会だからこその、
人間の、非常にパーソナルな要因が全体に影響を及ぼしていることがあると思うんだ。



いやあ、生活が忙しい。
生きてくのがやっとだよ。
でも地球丸だか、日本丸だか、
自分らが乗っているどでかい船に危機が迫ってるんだけど、
みんなも自分の生活が忙しくて、自分の持ち場のことで精一杯で、
そんなことにかかずらわっていられない。
でも、いずれ後悔する時がきっとくるんだ。
あの時、「進路変えたほうがいいよ」って、
「穴ふさいで治そうぜ」って、言っておけばよかったなーって。


お、こうして考えると、
悪辣に見えていた自己保身する政治家、官僚たちと、
生活に忙しい、自分たち「一般人」も同じに思えてきた。
同じ人間なのだ。
何も、特別な生まれついての悪党が、この世を悪意を持って動かしているわけではない。
みな忙しいのだ。
個々様々な事情を抱えているのだ。


この世の中は、「人」で構成されているのだ。
国なんてものは「人」の集まり。
国境の線は「人」が決めたもの、日本国の定義も自分たちで決めたもの。
本来的には、すべて「人」の中にあるのだ、
日本とはなんぞや、と問われてそれを説明するのに、
日本地図を持ちだしてその領域を指し示すより、
おばあちゃんが作った一杯の味噌汁をすすってもらうほうが、
よっぽど本質を理解してもらえるだろう。

で、この「人」とはおかしなもんで、
「オトナ」と「コドモ」という名称で区分けされ、
「コドモ」の「人」が進化して「オトナ」の「人」という完成形になる。
そういう考えものも、
「オトナ」が圧倒的上位に置かれ、
「オトナ」へのあらゆる権力の集中が起きている。 

確かに「コドモ」は、
身体も小さく、地上に生まれ落ちて間もないわけだから、
できないことも多く、社会についても知らない。
我欲のままに泣き叫ぶことだってある。
それゆえに、「コドモ」のほうが優れている能力だってあるんだ。
意見を主張する能力、
誤っていることに対する反発力、 
思ったらすぐにやり始めちゃう行動力、etc
(そして心の純真さ)

今度は、「コドモ」が進化して「オトナ」になる過程で身につけたこと。
上位者への聞きわけがよくなる
いちいち事を荒立てなくなる
空気を読む
みなと同じように、はみ出さずに行動できる
本音と建前というルールを使えるようになる
まずい料理でもほめることができるようになる
クサいものがあってもフタをして回避できる

「ほら、僕たちオトナだから、スムーズにコトを進めることができるんだよ、コドモにはできないだろ?」

馬鹿な話だ。
実際、進化なんか起きないわけで、(むしろ感覚の退化と捉えることだってできる)
体面を取り繕うことがうまくなっているだけなのだ。
「人」はまだまだ生き物として未熟であり、
スーツを着て、まっとうな顔をして闊歩しているけれど、
多くは、その中身は我欲の実現への願望を抱えて生きているだけなのだ。
「メンツ」がつぶれないように、「メンツ」をつぶさないように。
「世間体」が崩れないように。


「オトナ」の殻、脱ぎ捨ててみませんか??
「コドモ」になって、一度、日本丸やら地球丸やらのこと考えてみませんか?

 

 

まずは自分自身の意思の表明だけでも。

オレの意思表示ね。

「TPPも秘密保護法案もNOに決まってんだろ!!」

 

taro "ANTI-WAR" hasumi

0 コメント

2013年

8月

28日

日本人の忘れっぽさは民族性??「ケロリ主義」

日本人が世界史と衝突したとき
日本人が世界史と衝突したとき


なぜ日本人ってのは、こうも忘れっぽいんだろう、
と思っていたら、どうやら昔から同じだったらしい。

 

ワアッと熱くなっては、あっという間にそれ以前のことを忘れたかのように一方向に突っ走り、

そしてまたその熱狂もある程度するとすっかり熱が冷めて、

まるでなにごともなかったかのようになる。

 

日本人が世界史と衝突したとき 増田 義郎

本書では「ケロリ主義」という言葉で、日本人の特性を説明している。
細かい内容をはっきりとは覚えていないが、縄文の昔から江戸あたりまでの出来事が取り上げられていて、猛烈に面白かった読後の印象がある。

今まさにこの時代に照らし合わせてもう一度読んで見たいと思ったが

はて、
どこにしまったんだか。。。

誰かに貸しているままのような気もするし。。。
ちなみに私の忘れっぽさが遺伝ではないことは、両親・祖先の名誉のために述べておきたい。

0 コメント

2013年

8月

15日

昔のブログから、8月15日に関するものをピックアップ

昔のブログ『ニュースと俺』から、8月15日に関するものをピックアップ

2007年8月15日 「恥ずかしい国、日本。」

2007年8月15日のテレビ番組
2007年8月15日のテレビ番組

 

終戦記念日:河野衆院議長、追悼式で首相批判?の発言
「河野洋平衆院議長は15日、全国戦没者追悼式での追悼の辞で「(日本国民は)海外での武力 行使を自ら禁じた『日本国憲法』に象徴される新しいレジームを選択して、今日まで歩んできた」との見解を表明した。安倍晋三首相の「戦後レジームからの脱 却」路線を意識した発言とみられ、追悼の辞で首相批判と取られかねない発言をするのは異例。

 河野議長はさらに「国際紛争解決の手段としての戦争の放棄を宣言する日本国憲法の理念を胸に、戦争のない世界、核兵器のない世界、報復や脅迫の論理ではなく、国際協調によって運営される世界の実現を目指す」と護憲の姿勢を強調した。

  従軍慰安婦問題についても触れ、「日本軍の一部による非人道的な行為によって人権を侵害され、心身に深い傷を負い、今もなお苦しんでおられる方々に、心か らなる謝罪とお見舞いの気持ちを申し上げたい」と語った。同問題をめぐっては、河野議長は官房長官時代の93年、談話を発表し旧日本軍の関与を認め謝罪し た。しかし、軍が強制した証拠はなかったとして河野談話の見直しを求める動きがあることから、これをけん制する狙いがあるとみられる。【高塚保】 (8.15/毎日新聞)」




2007年の日本。
8月15日をもってしても全民放テレビ局ともあのバラエティ漬け番組構成が変わることは無かった。
意味あるものは隅に追いやられ、いかにも軽薄な"喜び" "自由" "感動"が笑いや涙と共に乱痴気騒ぎを繰り返す。
時折「私たちジャーナリストは、」とでも言いたげに背筋を伸ばし"正義"を上段に構えて声高に名乗りをあげるも、全てがエンタメ劇場のお芝居の一幕にしか見えない。
彼のメディアが担うべき役割は何であるか。
ポピュリズムによりミスリードされて、本当に必要な情報を伝えないことは、もはや犯罪である。
過ぎ去ったことをすぐに忘れてしまう日本の記憶障害にはこの辺りにも大きな原因があるようだ。
「恥ずかしい国、日本」
崩壊する日本に歯止めは利かない。

会社を抜けて、映画「TOKKO -特攻-」を見に行った。
「本当は死にたくなかったよ」
日系アメリカ人が監督をし、神風特攻隊について日米両国の当事者が人間として語ったすばらしい作品。
劇中に、当時を評して「異常な時代でした」というコメントがあった。今より後の世にすれば、幸せの定義を間違えこれほど商業に転がってしまった現代日本の姿もきっと異常に映るはず。
エンターテイメント漬けの情報統制が日本を骨抜きにしている。甘くておいしいコカコーラで骨が溶かされてしまったように。

知らなくてはいけないことを伝える気が彼らに無いのであれば、自らで知らなくてはならない。

 

『君は天皇を見たか―「テンノウヘイカバンザイ」の現場検証』

児玉 隆也

 

戦争の時代を体験した人々の声から、真実の姿が見えてくる。
これこそ記憶に留めなくてはならない人類が経験した愚の記録。
忘れてしまうことは許されない。

憲法改正論が大きく大きくなって来ているが、そもそも判断するための基礎知識が伝えられていない。だから間違った結果を導いてしまう。
一年に一度でいい。
戦争についての記憶を整理する一日が欲しい。
その日は国民の祝日として、会社も休みにし、家庭や地域では特別授業を行う。
皇紀を祝う建国記念の2月11日を取りやめて、8月15日を祝日とするのはどうだ。この方がよっぽどいい。

戦争をきらい平和を希求することも、地球環境の危機に取り組むことも、全てがつながっている。
一人一人の人の心根の有り様に拠する問題だから。
過去に学び、想像力を持って世界を見つめれば、進む方向が見えるはず。
いつまでも小日本人でいるな。
俺たちは小さな体で世界中を食い荒らしているモンスターなんだから、世界人として相手への意識を向けることをしなくてはならない。



俺はといえば、
仕事なんぞにかまけていたら、最後に書いてから一年近く経っていた。
息子はもう立ち上がって駆け回り始め、俺の腹回りもやや成長した。
昨日見た本多英一郎氏の演劇「over the planet」からの1メッセージ。
簡単に「死」を選ぶな。「死」は崇高なものではない。本当の「死」は痛いし、怖いんだ。
俺はまだまだ死ねない。まだ何も為していない。

2005年8月26日 「地獄行き」

井上有一 噫横川国民学校
井上有一 噫横川国民学校

 

8月15日。
実家に帰り昼からだらだらとNHKの終戦特別番組を見ていた。
世代も国籍も違う人間を一堂に介し生放送。ネタもネタだけに番組進行はさぞ大変だったろう。
司会陣の進行方法に時折なんくせをつけたくなる場面があったが、いろんな意見が聞けたので面白かった。
あなたの話をもっと聞かせてほしいという方から、黙って勉強して出直して来いと思う方まで。
日本という国の国益について熱中して語るのも多く見られた。

確か翌日の夜だった。帰宅してふとスイッチを入れたテレビの画面に釘付けになった。
飛び散らかった血反吐のような
断末魔が壁にへばりついたかのような。
圧倒的な凄味をもつ、墨で書きなぐられた何かが写し出されており、心を激しく揺すぶられた。
東京大空襲の壮絶な地獄の様を書いた「噫横川国民学校」という井上有一という書家の作品だった。
怒り、悲しみ、絶望、とめどない感情の爆発につき動かされてひとときに書かれたのであるだろうか。押さえても押さえても止まらずに傷口から溢れ出す血流のような不安なリズムで言葉が続く。
スペインで見たゴヤ「プリンシペ・ピオの丘での銃殺」、ピカソ「ゲルニカ」を思い出した。

地獄が見える。
もう60年前の話か。
それより前にも地獄は何度と無くあった。
その後まもなくヒロシマ・ナガサキの大地獄絵巻を見せられてからも、地獄は何度も出現する。力はだんだんと増すばかり。
非道い。本当の地獄でさえこれほどであろうか。
最後の審判を待つまでもない。
"地獄"は人の手で作られ続けている。今だって。

そうやっていると、「竹島は我が国固有のなんたら」とお隣さんとののしりあう様が本当に馬鹿げて見えてきた。
俺どっちでもいいよ、"地獄"を見ないですむんだったら。
「地獄には落ちたくない。死んで地獄に行かないですむように祈ります」ってのもいいけど、"地獄"は今生にある。だから来世に祈るんでなく、現世であがく。

やはり我々はもう"人類"としてものを考えていく段階にとっくにあると思う。
世界中で"地獄"に苦しむ仲間を、遠い国での出来事と見て見ぬふりする我々こそ本当に地獄行きだ。
番組中時折起こった日本人の拍手が響く様は気味が悪かった。



俺はといえば、
自堕落、不勉強な生活。加えて、見えないように遠ざけていた問題。取り組んでいるかのように見せていた問題。
真剣に生きなかった瞬間瞬間のツケが回ってきているようだ。
緩やかに穏やかに知らぬ間に難局に立たされていた。
立て続けに起こる問題に、変なモンでも憑いているんじゃないかと、一度占い師にでも見てもらいたいなど考えてしまう。
が、これこそが弱さ故の発想。
自ら前に突き進むべしなんだよ。

2005年8月12日 「日本の皆さん、目ヲ覚マシテクダサイ!」

目ヲ覚マシテクダサイ
目ヲ覚マシテクダサイ

 

郵政民営化解散
「小泉純一郎首相は8日の自民党臨時役員会で、郵政民営化法案否決を受けて行う衆院解散・総選挙について、「改革に賛成するか反対するかを問う戦いだ」と述べるとともに「郵政民営化解散」と命名、民営化の是非を争点に選挙戦に臨む考えを強調した。
 これに対し、反対派議員らの間では「自爆テロ解散」との声がもっぱら。森喜朗前首相が首相との会談でのビールのつまみの粗末さを嘆いたのをやゆし、「干からびたチーズ解散」(加藤紘一元幹事長)との指摘も。
  一方、解散を「政権獲得の千載一遇のチャンス」ととらえる民主党の岡田克也代表は「日本刷新解散」と前向きできまじめな命名を披露。共産党は「行き詰まり 解散」(志位和夫委員長)、社民党は「八つ当たり解散、わがまま解散だ」(福島瑞穂党首)と決め付けた。(8.8/時事通信)」


首相支持率61%
「郵政民営化法案が参院で否決されたことに伴いニッポン放送は八日、緊急アンケートを実施し、小泉純一郎首相の支持率は61%にのぼった。
 ニッポン放送では、八日午後三時半から七時までに放送した番組内で、「小泉首相を支持するか・しないか」「日本の将来を託せる次の首相は誰か」の二つの質問を告知し、回答を得た。
  その結果、小泉首相「支持」は61%で、「不支持」の39%を引き離した。理由は「公約をやり抜こうという姿勢」「利権の構造を改革すべきだ」などだっ た。半面、「郵政民営化に賛成」という意見はほとんどなかった。「不支持」理由は「国民生活のことを考えていない」など。
 また、「次の首相」には一位(二百八十二票)が小泉首相。二位(百二十八票)に安倍晋三・自民党幹事長代理、三位(七十九票)に石原慎太郎都知事が名を連ねた。回答は首都圏の千百二十五人から、メールやファクスで寄せられた。(8.9/産経新聞)」



今見るべきことは何だろう。
ママゴトのおかげで8月9日の日が埋もれた。
新聞一面はこれ一色。
TVはNHKを除いていつもと変わらない娯楽構成。

もっとなんかやろうよ。
うんざりするぐらいの正月気分を味わわせてくれる、新年のTV番組編成のように、8月にもそんな期間をつくったらどうだ。
全チャンネル戦争・平和関連。朝から晩まで逃げ場なし。
子供が毎年この時期ふさぎ込むぐらいの数日間があれば、TVを見る見ないを別にしてももっとみんな身近な問題として身体に染みつく。

新聞やテレビのできることってすげーあるだろ。
やるべきことって今やってることと違うだろ。
こんなアンケートのクソみたいな結果を、さも日本中一般の意見みたいに公開しているのも腹立つ。

8/9の新聞テレビ欄には愕然とした。

2 コメント

2013年

7月

18日

戦争をやめて進化した国

戦火から遠ざかっていた70年間のことをいつか、
遠い目で回想する日がくるのだろうか。

戦争の時代に生きていた方々の言葉はほんとうに貴重です。
耳をかたむけるべきだと思う。
ただ、その時代の古老の言葉でも、戦争観はひとつではない。
その方の軍歴まで見て、どのような階級で、どのような場所で終戦を迎えたのかで、
見てきた風景は違う。
例えば、軍人の息子といえども、
内地にいたお偉方や、士官学校卒業したばかりで配属前の方の息子が父から聞かされる戦争の話と、
南洋やシベリアから帰還された方が聞かされる話とでは、
まるで別の物語だろう。
名もなき人物の声にこそ真実が宿っている気がする。

 

戦争を語り継ごう
http://www.rose.sannet.ne.jp/nishiha/senso/

英霊を敬うというのは当たり前のことだ。
ただし、戦地で亡くなられた方々、230万名のうち140万名の死因が餓死であったことを考えてほしい。
これほど自国民の命を大切にしなかった国はあろうか?
そうした指針で進めていたお偉方たちの二世が今も国の中枢にいるわけだ。
最前線で生き地獄を体験した、語ってほしい真実を知っている方々こそ、
異国の土となって、無念の思いを言葉にできずにいることを知っておきたい。
また自国民の命すらこの扱いなのであるから、
戦地(特に中国)での、他国民の人命の扱いについても、
みずから想像していただきたい。

先人、英霊の皆様がもたらしてくれたこの平和。
仮ものだろうがまやかしだろうが、
この70年間、国民を戦火にまみえさせることがなかった事実。
この先人たちの大偉業を危うくすることこそ、
先人の犠牲への冒涜であると思いませんか?


taro "ANTI-WAR" hasumi

1 コメント

2013年

7月

08日

いよいよ始まる参院選

7月4日の公示日から最初の週明け。
今週から参院選も徐々に盛り上がってくると思います。

さて政治の世界を切り離そうとする風潮が日本には多くあり、
個人的にはこの考え方に疑問を持っております。 

 

学校は未成年に政治的な事は遠ざけたい。
「なんで?」 → 「政治や思想で左右させたくない」
 

ちょっと驚きです。
そもそも政治は自分たちのセーフティーネットを作る為の選択肢でもあるのです。

その為に、社会の授業で公民という科目を習っているわけです。

若者の投票率の低さの原因はこういった意図しない「大人の遠ざけ」にもあります。


現在の社会では若年層の貧困は大きな問題です。
非正規雇用を生み続ける社会の構造にNOと言えるのも、若者なのです。



ですが大人が安易に政治に触れない風潮を作ってしまうため

成人して手にした「選挙権」という社会の選択肢に対して

アレルギー反応を起こしてしまうのです。

 


「じゃあ、左右されない人物を育てていけばいいじゃない」

と教育現場にいない自分は思ってしまいます。

 


そもそも左右されないって事がおかしな事で、社会の構造はそんなに割り切れるほど簡単じゃない。
大人だってみんな左右されてる。

20歳の選挙権まで政治に触れさせないのではなく、

20歳にちゃんと選択できるように教えていくのも我々大人の責務ではないでしょうか?

 
僕は世代責任という言葉をよく使います。
「自分たちの代で起きた問題は自分たちの代で精算しよう」といった意味で使っています。

残念ながら人生には限りがあるので、そう考えると意外と時間は少ないのです。

この参院選、実は大きな争点がいくつもあります。
まずは投票率アップ。そして民意の反映される政治が行われることを願います。
候補者の皆さまは21日まで大変でしょうが、頑張ってください。


<蓮見洋平> 

0 コメント

2013年

1月

29日

3/8 イベント 村上敦さん×森みわさん&松尾崇市長『『実践!鎌倉・2050年への街づくり』

 

『実践!鎌倉・2050年への街づくり』
 ~地域エネルギーを活用した持続可能な地域経済構築のススメ~

2050年1月1日、日本はどんな姿をしているでしょうか?
国交省が作成した資料には、人口は今より25%減、高齢化率は40%と残酷な予測が
示されております。この通りなら日本の半数以上の自治体が立ち行かなくなり消
滅することを意味しています。

私たち鎌倉の街ではどのような取り組みをしていけばよいのでしょうか?
ドイツ在住の都市設計・環境ジャーナリストの村上敦さんをお迎えし、2050年問
題から地域エネルギー、雇用、市民の行動選択などの実例を紹介いただき、自立
した地域経済の作り方を一緒に考えます。
そして地域エネルギーには人的エネルギーも含まれます。鎌倉の街を最もよく知
る方、松尾崇市長からご意見をいただき、鎌倉市在住の省エネルギー建築の専門
家、森みわさんと、個別の事業者や市民が取り組めることを考えていきます。


【日時】2013年3月8日(金) 18:30 - 20:40(18:00 開場)

【会場】鎌倉商工会議所 ホール
    鎌倉市御成町17-29 (鎌倉市役所向かい 鎌倉駅徒歩2分)

【参加費】¥2,500(要予約) 先着150名

【申込方法】 下記申し込みフォームより必要事項をご記入ください

【Program】
18:00 開場
18:30 開会挨拶
18:35 鎌倉市長 松尾崇氏 ご挨拶
18:40 村上敦氏 講演
19:40 森みわ氏 講演
20:10 パネルディスカッション

   (松尾市長、村上敦氏、森みわ氏  ファシリテーター:はすみ洋平)
20:40 閉会


主催:ちきゅうの子22/モノノフ
協力:一般社団法人クラブヴォーバン一般社団法人パッシブハウス・ジャパ
、一般社団法人ジーブリッジ

 

 

村上 敦 さん プロフィール

 
ドイツ在住の環境ジャーナリスト。環境コンサルタント。日本で土木工学部、ゼネコン勤務を経
て、環境問題を意識し、ドイツ・フライブルクへ留学。フライブルク地方市役所・建設局に勤務の
後、2002年から独立し、ドイツの環境政策、都市計画、エネルギー政策を日本に紹介する。多様
なメディアへの寄稿と企画協力、環境関連の調査、自治体/企業への環境コンサルティング、講
演活動を続ける。著書に「Kwh=¥(キロワットアワー・イズ・マネー)」(いしずえ 刊)他多数
http://www.murakamiatsushi.net

 

専門分野:
1.環境に配慮した自治体の都市計画、交通計画、住宅地開発計画
2.自治体レベルのエネルギー政策、気候温暖化対策
3.再生可能エネルギー動向

 

・持続可能なまちづくりを考えるイニシアチブ「一般社団法人・クラブヴォーバン」発起人、相談

・再生可能エネルギーで地域を活性化するビジョンをアドヴァイス「MIT Energy Vison GBR」共同代表

・省エネ建築、省エネ都市計画をサポートするコンサルタント「株式会社 日本エネルギー機関(JENA)」発起人、相談役

・住宅・建物に統一したモノサシを「一般社団法人 日本エネルギーパス協会」発起人、相談役

 

 

森 みわ さん プロフィール

 

日本の横浜国立大学で建築を学んだのち、ドイツのシュトゥットゥガルドで大学院学士修了、ドイツ・アイルランドの建築事務所にて省エネ施設やパッシブハウ スの建築プロジェクトに携わる。
2009年3月に帰国。鎌倉市に設計事務所キーアーキテクツを設立する。8月にはドイツ発祥省エネ基準「パッシブハウス」を日本で初めて建築。新刊「世界 標準の『いい家』を建てる」(PHP研究所)でその詳細を紹介している。現在日本人で唯一、独パッシブハウス研究所の認めるパッシブハウス・コンサルタントの資格を持つ。日本の次世代住宅スタンダードを築くために邁進中!


横浜国立大学工学部 Stuttgart大学建設学部 ドイツ・バーデンヴュルテンベルク州公認建築士

東北芸術工科大学客員教授

一般社団法人パッシブハウス・ジャパン 代表理事

一級建築士事務所キーアーキテクツ株式会社 代表取締役

お申込みはこちらから!

■イベントお申込み 3/8(金)『実践!鎌倉・2050年への街づくり』

メモ: * は入力必須項目です

3 コメント

2013年

1月

29日

「World cafe@高校生」ラジオ出演

高校生達と一緒に行っている取り組みをFM横浜の番組で取り上げて下さいました。
当日、高校生は緊張しながらも楽しんでしゃべっていました。


2月9日のワールドカフェに是非お越し下さい 

2 コメント

2013年

1月

29日

2/23 映画上映会「石巻市立湊小学校避難所」のお知らせです。

石巻市立湊小学校避難所
石巻市立湊小学校避難所

 

もうすぐ、あの3月11日から丸2年。
あれから東北とは深い縁になりました。

まだまだ本当に大変な東北。
一時的に東北へ注目が集まりましたが、大変なのはまだまだこれからです。
なんとか風化させない様に神奈川県鎌倉市では様々な団体が動いています。

その中の一つとして私たちも映画を上映致します。
「石巻市立湊小学校避難所」

震災で壊滅的な被害を受けた、宮城県石巻市。
その避難所が閉鎖されるまでのドキュメンタリーです。

みんなでいま一度、東北の事を考えてみませんか?


日時:平成25年2月23日(土) 開場18:30 上映:19:00〜 
場所:鎌倉市生涯学習センター 

チケット:前売り1200円 当日1500円

チケット販売場所:ソンベカフェ  麻心 鎌倉美学 キャンナス本部

         第2、第4土曜日「東北ココロむすぶプロジェクト」生涯学習センター前にて販売

チケットの購入が難しい方は、こちらのホームページでご予約いただけます。
問い合わせフォームに、お名前とご連絡先とチケット枚数をお書き下さい。チケットを前売り価格でお取り置きし、当日会場受付にてお引換えいたします。

「石巻市立湊小学校避難所」映画上映会 お申込みフォーム

メモ: * は入力必須項目です

※ご予約キャンセルの際は2月18日(月)午前10:00までにお知らせください。それ以降のキャンセルは、恐れ入りますがキャンセル料として1,000円/枚いただきます。

0 コメント

2012年

12月

18日

絵本『世界おばあちゃん会議』

 

 

自分の怠惰な性質が口惜しい。間に合わなかった。


かつてこの日本でもあった、人と人が心を忘れて争い傷つけあうそんな時が訪れないように、

全生活を通じて表現をしていこうと心に決めている。

国全体の仕組みを作り替えて戦争を防ぐ世の中を作るという正攻法は理想だが、

費やす時間と労力とお金を考えると難しい。

でももし広島に原爆を投下した米軍パイロット、ポール・ティベッツが発射ボタンを押す直前に、

上空から見た街の中、幾万もの家々には自分の愛する家族と同じように、

うれしさ、悲しさを知る人たちが今日を懸命に生きていたんだとふと思い返していたならば、

と夢想する。

 

ひとりひとりの心の奥底にメッセージを届けることができたならば、

個々それぞれが組織や場の空気に抗って自分の魂の信じる選択をすることで、

時代は変わる可能性がある。

 

作っている作品はいずれも完成にはまだ遠く、今キレイに自信を持ってお見せ出来るものはない。
ただ、何のために作っていたのか、その目的から考えれば、この選挙を『抗暴の時』と見た今に、自分としてメッセージを発信する必要がある。
しっかり時間をとってまとめたいのですが、生きていくのに忙しくなかなかそうもいかない。
不完全なままの作品と、言いたいことに近いことを言っていた過去のブログも引っ張り出しながら、
オレの信じるところの平和と人間の幸せへのアプローチを実践していきます。

 

 

絵本『世界おばあちゃん会議』

さく:はすみたろう え:未だ無し

 

絵本として出版したいと準備をしていたものです。
本の虫の蓮見家長男(6歳)には大人気!!


こっそりテーマが「愛国心」というと引かれるかもしれませんが、
〜「国」ってこういうものじゃないの〜
〜男は戦争を起こすばかりだけれど、女の人は戦争を起こさせない方法を知っているかもね〜

 

そんなことを、子どもも大人も楽しく読める話にしました。
絵はまだです。
もし絵を書いてくださる方いらっしゃったらご連絡ください(笑)

 

良かったら感想お聞かせください

 

 

by T

2 コメント

 

これより前の記事  BLOG ARCHIVE


 

過去のBLOGはこちら

 

「ニュースと俺」というタイトルでやっていました。

かなり暑苦しいですが、思いを込めて書いてました。

お時間ある時にでもご覧下さい。

(サービスが強制終了してしまったため、FC2にバックアップしたものです)

"世界"と俺」 恥ずかしい国、日本。 「正気の沙汰と狂気の沙汰

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

赤い羽根共同募金の「災害ボランティア ・NPO活動サポート募金をうけました」

LUSH JAPAN様より活動助成金を

いただきました。
現在チャリティポットとしても販売も

されております。
是非お店に足を運んでみて下さい。

LUSH JAPAN 自然派化粧品
http://www.lushjapan.com/index.asp

22世紀というちょっと未来の視点から今の自分たちを見たら、いったいどんな風に見えるだろうか。 メディア、野外音楽イベント、スタディツアー、などを通して、 「22世紀にうまれてくるこどもたちのための、未来をつくる人材がうまれる土壌づくり」を多角的に実行中。 一緒に考えたり、イベントをやってくれる仲間を募集中です!