先週女川町にいってまいりました

震災から3ヶ月が過ぎました。

この3ヶ月は自分にとって色々考えさせられる期間でした。

関東ではようやく一段落といった雰囲気がなんとなくありますが

まだまだ先は長いですから、むやみにあせらずに、しっかりとした見据え方で

関わっていきたいなと思っています。

 

 

そんななか先週、宮城に行ってまいりました。その報告です。

今回は現地団体との打ち合わせが中心で多賀城市、塩釜市、石巻市

そして女川町とまわってきました。

 

多賀城市では災害復興支援コーディネーターサークルの西岡代表から

話を伺いました。

西岡さんは震災後、個人ボランティアとして現地入りし、今はそのまま

多賀城市でコーディネーターをやっているというパワフルな人。

現在は避難所での活動と他地区との連絡調整などを行っているそうです。

 

話を伺って場所場所のニーズを細かく把握して地域外の団体とシェアすることの重要性を改めて思い知らされました。

 

 

塩釜市では炊き出しの道具に使っているチャパティ台の製作者モノノケワークス

の筑前さんにお会いしてきました。

チャパティ台の商品化目指して食事しながら打ち合わせをして、工房で一泊。

今回はチャパティ台つくりを見学させてもらえて感激しました。

 

 

 

また以前紹介させてもらった、ニコニコフレームがらみで石巻市の集落に

仮設住宅の話が持ち上がっており、用地を確認しに行ってまいりました。

そこには町から遠く離れた集落ならではの大変な状況がありました。

 

まだ正式に決まった話ではないので、もちろん最終的にどうなるか

分かりませんが、撤去費用やエネルギーの負担が多い従来の仮設住宅からの

脱却というモデルケースが出来ると嬉しいです。

 

石巻市での仮設住宅の建設は進んでおり、抽選も行っているのですが

仮設住宅に入りたがらない人も結構いるようです。

自分で見てまわって少し納得しました。

随分と町から離れたところに仮設がポツンとあったりします。

車があればまだいいですけど、仮設住宅にはいる人は大抵車が無かったり

します。

そんな状況で、近所に商店もなく、交通手段も限られる住宅に住むことを

嫌がる人が出てきても不思議ではないですよね。

只でさえ不安の中、この数ヶ月集団生活してきて、そこから散らばるわけ

ですから。

 

ニーズが拾いにくくなり、支援グループもこれからが大変になってきます。

そこは色んな団体が頭を抱えていました。

 

 

女川町では今まで行った避難所の皆さんと少し話をして、商工会の方と

有名な蒲鉾製造の株式会社高政の高橋社長とお会いしました。

こちらもまだ決定はしていないのですが、商工会の方々に協力し、ニコニコ

フレームを何十個かいれて商店街の復興をすることになりそうです。

 

 

 

我々に出来ることはそんなに無いかもしれないけど、今後も小さなニーズから

大きなニーズまで拾い、遠方から長い付き合いが出来る体制をとりたいと

感じています。

 

 

                         (蓮見 洋平)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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